令和7年 予備試験 論文式 実務基礎(民事) 出題の趣旨・論点・解説
問題
[法律実務基礎科目(民事)]
論点の一覧
出題の趣旨をもとに、採点で問われる点を整理したものです(配点は 100 点満点に換算した目安)。
設問1(1)
- 訴訟物・個数・併合態様6点
設問1(2)
- 請求の趣旨5点
設問1(3)
- 請求を理由づける事実(請求原因)11点
設問1(4)
- 民事保全命令(占有移転禁止の仮処分・処分禁止の仮処分)と保全の必要性9点・簡潔に
設問2
- 抗弁(代物弁済による所有権喪失)の要件事実11点
設問3(1)
- 相殺の主張の当否(主張自体失当)8点
設問3(2)
- 停止条件の再抗弁の要件事実5点
設問3(3)ア
- 停止条件の再抗弁を審理する必要がない理由7点
設問3(3)イ
- 第三者弁済の有効要件に関する主張を要しない理由8点
設問4
- 本件契約書A作成部分の成立の真正(二段の推定)とX側反証の検討10点
- 間接事実の分析・評価による契約締結の立証(被告代理人としての説得的論述)11点
設問5
- 準備書面提出期間を定める法的根拠と目的4点・簡潔に
全体
- 論理的構成・文章表現5点
出題の趣旨(法務省公表)
設問1は、所有権に基づく返還請求権としての土地明渡請求権及び所有権に基づ
く妨害排除請求権としての所有権移転登記抹消登記請求権が問題となる訴訟におい
て、原告の希望に応じた訴訟物、その個数と併合態様、請求の趣旨及び請求を理由
づける事実の内容を問うものである。また、前記訴訟において、原告代理人が申立
てを検討すべき民事保全命令を挙げ、保全の必要性の要件について記載した上で、
その当てはめを問うものである。前記訴訟物や請求原因の要件事実、民事保全法な
どにつき、正確な理解が求められる。
設問2は、被告の主張(代物弁済)に関し、民事実体法の要件・効果を踏まえ、
抗弁事実の内容を問うものである。主張の位置付けについて事案に即した正確な分
析が求められる。
設問3は、原告の主張(相殺、停止条件、詐欺取消し)に関し、民事実体法の要
件・効果を踏まえ、再抗弁事実の内容や主張の当否を問うものである。攻撃防御方
法として意味があるか否かといった観点から、主張の位置付けについて事案に即し
た正確な分析が求められる。
設問4は、被告代理人の立場から、本件代物弁済契約を締結した事実が認められ
ることに関し、準備書面に記載すべき事項を問うものである。要証事実についての
証拠構造を正確に捉え、本件契約書に作成名義人の印章により顕出された印影があ
ることを踏まえ、いわゆる二段の推定が働くことを前提として、事案に即して、認
定根拠に言及しながら、被告にとって有利又は不利となる重要な事実を適切に分析
- 評価し、説得的に論述することが求められる。
設問5は、民事訴訟手続に関し、法的根拠(条文)と目的を問うものである。民
事訴訟法の正確な理解が求められる。
参考答案と AI 採点
この問題の参考答案(出題の趣旨と照合済み)は Pro で読めます。自分で答案を書けば、論点の一覧に沿って AI が採点し、参考答案と項目ごとに見比べられます。
答案を書いて AI 採点する出典:法務省「令和7年予備試験」(問題文・出題の趣旨。表示のため改行等を整えています)。論点の一覧・参考答案は AI を用いて X-Law合同会社が作成したもので、誤りを含む可能性があります。
