令和4年 予備試験 論文式 実務基礎(民事) 出題の趣旨・論点・解説
問題
[民 事]
論点の一覧
出題の趣旨をもとに、採点で問われる点を整理したものです(配点は 100 点満点に換算した目安)。
設問1(1)
- 訴訟物の特定(請負報酬請求権と附帯請求)6点
設問1(2)
- 請求の趣旨の記載6点
設問1(3)
- 請求を理由づける事実(請求原因)の摘示10点
設問1(4)
- 請求原因事実が必要となる理由(判例を踏まえた説明)6点・簡潔に
設問2(1)(i)
- 抗弁として機能するために必要な(ア)の事実7点
設問2(1)(ii)
- 一部請求(明示)における外側説と抗弁の機能9点・簡潔に
設問2(2)
- 350万円の債権回収のために選択できる訴訟行為8点
設問3
- 証拠構造の把握(直接証拠の有無と位置付け)6点
- 本件見積書②(外壁工事項目の不記載)をめぐる間接事実の評価9点
- 本件見積書①と銀行融資の経緯に関する間接事実の評価7点
- Xに不利な間接事実の摘示と反論・結論8点
設問4
- 請求異議の訴えと異議事由の基準時6点
- 基準時後の相殺の意思表示と結論6点
全体
- 論理的構成・文章表現6点
出題の趣旨(法務省公表)
設問1は、請負契約に基づく報酬支払請求権及びその附帯請求である履行遅滞に
基づく損害賠償請求権が問題となる訴訟において、原告の希望に応じた訴訟物、請
求の趣旨、請求を理由づける事実及びその事実が必要となる理由について説明を求
めるものである。前記各訴訟物の法律要件及び要件事実の正確な理解が問われてい
る。
設問2は、一部請求の事案において、設問1の請求原因に対する抗弁として機能
するために必要な要件事実及びその事実が必要となる理由の説明を求めるほか、被
告が原告に対し債権を有する場合に債権回収の方法として本訴訟手続を利用して選
択できる訴訟行為を問うものである。一部請求の事案における判例の理解を踏まえ
て、請求原因に対する抗弁の機能を正確に理解しているかが問われている。また、
債権回収の観点から、適切な訴訟行為を選択できるか、実体法及び手続法の理解が
問われている。
設問3は、供述が直接証拠となる事案において、要証事実との関係で証拠構造を
正確に捉えること、間接証拠から推認できる重要な事実(原告に有利なもの、不利
なもの)に言及した上で、要証事実が認められる理由を説得的に論じることが求め
られている。
設問4は、請求異議の訴えにおける異議事由が生じる基準時を指摘した上で、相
殺の意思表示に関する判例の理解を踏まえて解答することが求められている。
参考答案と AI 採点
この問題の参考答案(出題の趣旨と照合済み)は Pro で読めます。自分で答案を書けば、論点の一覧に沿って AI が採点し、参考答案と項目ごとに見比べられます。
答案を書いて AI 採点する出典:法務省「令和4年予備試験」(問題文・出題の趣旨。表示のため改行等を整えています)。論点の一覧・参考答案は AI を用いて X-Law合同会社が作成したもので、誤りを含む可能性があります。
