令和2年 予備試験 短答式 行政法 第14問エ 解説
問題
行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
エ.毒物及び劇物取締法に基づく毒物及び劇物の輸入業や販売業の登録は,登録を受けようとする者の設備の面から規制を加えるものであるが,行政庁には,専門技術的な裁量が認められていることから,設備だけではなく,登録の対象となる製品の用途や目的を考慮し,当該製品による人の生命身体への危険が予測できる場合には,登録を拒否することができる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
毒物及び劇物取締法上の登録制度は設備等の物的要件のみを審査対象とし、製品の用途・目的を理由に登録を拒否することは許されないとした判例(最判昭和56年2月26日)を押さえる。
結論
本記述は誤りであり、選択肢2が正しい。毒物及び劇物取締法に基づく登録制度は、申請者の設備等の物的要件のみを審査対象とするものであり、行政庁が製品の用途や目的を考慮して登録を拒否することは、同法の趣旨に反し許されないとするのが判例である。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
