令和2年 予備試験 短答式 行政法 第14問ウ 解説
問題
行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.廃棄物の処理及び清掃に関する法律において,一般廃棄物処理業は,専ら自由競争に委ねられるべき性格の事業とは位置付けられていないものであり,一般廃棄物処理業の許可をするか否かの判断に当たっては,その申請者の能力だけではなく,一定の区域における一般廃棄物の処理がその発生量に応じた需給状況の下において,当該区域の全体にわたって適正に行われることが確保されるか否かを審査することが求められていることから,行政庁には一定の裁量が与えられていると解される。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
一般廃棄物処理業の許可は、申請者の能力審査にとどまらず、区域全体の一般廃棄物の発生量に応じた需給状況の下で適正処理が確保されるかの審査を要するため、市町村長に一定の裁量が認められるとした最高裁判例(最判平成26年1月28日)を押さえる。
結論
選択肢1が正しい。最高裁は、一般廃棄物処理業が専ら自由競争に委ねられるべき性格の事業ではなく、需給状況を踏まえた区域全体の適正処理の確保の審査を要する性格の許可であることから、市町村長に一定の裁量を認めており、記述の内容はこの判例の判断枠組みと一致する。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
