令和2年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第16問 解説
問題
捜索・押収に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
ア.司法警察職員は,捜索差押許可状に基づく被疑者方の捜索を実施中,被疑者の家族に対し,許可なく被疑者方に出入りすることを禁止することができる。
イ.裁判官は,被疑者が特定できていない段階でも,犯罪の捜査をするについて必要があるときは,捜索差押許可状を発付することができる。
ウ.司法警察職員は,日出前,日没後には,令状に夜間でも執行することができる旨の記載がなければ,捜索差押許可状の執行のため,人の住居に入ることはできないが,日没前に捜索差押許可状の執行に着手したときは,日没後でもその処分を継続することができる。
エ.司法警察職員が捜索差押許可状に基づいて差し押さえることができる物は,裁判官の令状審査の時点で捜索場所に存在していた物に限られる。
オ.司法警察職員が領置することができる物は,所有者,所持者又は保管者が任意に提出した物に限られる。
- ①ア ウ
- ②ア オ
- ③イ ウ
- ④イ エ
- ⑤エ オ正解
解説
要点
領置は任意提出物だけでなく遺留物も対象になること(刑訴法221条)、差押えの対象物は令状執行時に存在すれば足り令状審査時点に限定されないことを押さえる。
結論
誤っているのはエとオであり,選択肢5が正解である。エは差押対象物を令状審査時点存在物に限定する点が誤りであり,オは領置対象を任意提出物のみに限定する点が誤りである。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
