令和2年 予備試験 短答式 刑法 第10問ア 解説
問題
盗品等に関する罪についての次のアからエまでの各記述を判例の立場に従って検討し, 正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.賄賂として収受された現金は,「盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物」に当たる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
盗品等に関する罪の客体は「財産罪」に当たる行為によって領得された物に限られ、賄賂罪のような非財産罪(国家的法益に対する罪)によって取得された物は含まれない。客体性は物そのものの性質ではなく、その物を生み出した先行行為の罪質で決まる。
結論
賄賂として収受された現金は、盗品等に関する罪(刑法256条)の客体である「盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物」には当たらないとするのが判例の立場である。したがって記述アは誤りであり、選択肢2が正しい。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
