平成30年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第20問ウ 解説
問題
次のアからオまでの各記述のうち,正しいものには1を,誤っているものには2を選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
ウ.起訴状には,裁判官に事件につき予断を生じさせるおそれのある書類その他の物を添付することが禁止されているので,検察官が勾留されている被疑者について公訴を提起する際に,起訴状の提出と同時に,被告人の逮捕状や勾留状をその裁判所の裁判官に差し出すことは許されない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
起訴状一本主義(刑訴法256条6項)が禁じるのは犯罪事実の心証に予断を生じさせる書類の添付であり、被疑者の身柄拘束に関する逮捕状・勾留状の提出はこれに当たらない。むしろ刑事訴訟規則167条は、逮捕・勾留中の被疑者を起訴した場合に検察官がこれらを裁判所に差し出すべきことを定めている。
結論
選択肢2が正しい。起訴状一本主義(刑訴法256条6項)が禁止するのは、裁判官に事件の実体について予断を生じさせるおそれのある書類の添付であり、勾留されている被疑者を起訴する際に逮捕状・勾留状を提出することはこれに当たらないため、許される。
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出典:法務省「平成30年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
