SaySayLaw無料で演習する

平成29年 予備試験 短答式 商法 第19問 解説

平29予備 第19問商法機関設計・株主総会の過去問

問題

株主総会に関する次のアからオまでの各記述のうち,会社支配の公正維持を目的とするものとしてふさわしいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.単元未満株主は,その有する単元未満株式について,株主総会において議決権を行使することができない。 イ.取締役会設置会社においては,株主総会は,会社法に規定する事項及び定款で定めた事項に限り,決議をすることができる。 ウ.会社は,自己株式については,株主総会における議決権を有しない。 エ.判例の趣旨によれば,会社は,定款の定めによって,株主総会における議決権行使の代理人の資格を当該会社の株主に限ることができる。 オ.A株式会社(以下「A社」という。)がその株主であるB株式会社(以下「B社」という。)の議決権の総数の4分の1以上を有する場合には,B社は,A社の株主総会において,議決権を有しない。
  1. ①ア イ
  2. ②ア オ
  3. ③イ エ
  4. ④ウ エ
  5. ⑤ウ オ正解

解説

要点
議決権制限規定はすべて同じ趣旨ではない。自己株式・相互保有株式の議決権制限は経営者による会社支配の歪曲防止(支配の公正維持)が目的だが、単元未満株式は事務コスト削減、総会権限の限定は所有と経営の分離、代理人資格制限は総会運営の攪乱防止が目的である。

結論

会社支配の公正維持を目的とする規定はウ(自己株式の議決権制限)とオ(相互保有株式の議決権制限)である。両者はいずれも、会社が自ら又は関係会社を通じて経営陣に有利な議決権行使を作出することを防ぎ、株主による会社支配の公正さを保つための規定であり、選択肢5が正しい。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「平成29年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。