SaySayLaw無料で演習する

平成29年 予備試験 短答式 憲法 第3問イ 解説

平29予備 第3問イ憲法表現の自由の過去問

問題

知る権利や表現の自由に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 イ.裁判の傍聴人が法廷においてメモを取ることについては,憲法第21条第1項の規定により憲法上の権利として保障されており,法廷警察権によってこれを制限又は禁止することは,公正かつ円滑な訴訟の運営の妨げとなるおそれがあるにとどまらず,訴訟の運営に具体的な支障が現実に生じている場合でなければ許されない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
法廷メモ訴訟(レペタ事件)判決は、傍聴人の筆記行為の自由を憲法21条1項の『精神に照らして尊重されるべき』ものと位置づけたにとどまり、同項により直接保障される表現の自由そのものとはしなかった。法廷警察権による制限も『公正かつ円滑な訴訟の運営を妨げるおそれ』がある場合に許され、現実に具体的支障が生じていることまでは要求されない点を押さえる。

結論

記述イは誤り(選択肢2が正解)。最高裁は傍聴人の筆記行為(メモを取ること)の自由を憲法21条1項の精神に照らして尊重されるべきものとしたにとどまり、これを同項により直接保障される権利としたわけではない。また、法廷警察権による制限が許されるために、訴訟の運営に具体的な支障が現実に生じていることまでは要求していない。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「平成29年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。