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平成29年 予備試験 短答式 行政法 第15問ウ 解説

平29予備 第15問ウ行政法行政裁量の過去問

問題

行政手続法上の処分基準及び審査基準に関する次のアからエまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ウ.行政手続法の規定により定められ公にされている処分基準において,先行の処分を受けたことを理由として後行の処分に係る量定を加重する旨の不利益な取扱いの定めがある場合であっても,処分基準は行政機関の内部的な指針を定めた内規の性質を有するにとどまるものであるから,当該行政庁が処分基準に定めのない事項に係る事情を考慮して後行の処分につき当該処分基準の定めと異なる取扱いをすることは,当該処分基準の定めに拘束されるべき特段の事情のない限り,裁量権の範囲の逸脱又はその濫用として違法となるものではない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
行政手続法12条1項により定められ公にされている処分基準に加重規定がある場合、行政庁がこれと異なる取扱いをすることは、異なる取扱いを相当と認めるべき特段の事情がない限り裁量権の逸脱・濫用として違法となる(最判平成27年3月3日)。「違法とならない」ではなく「違法となる」が正しい結論。

結論

選択肢2(誤っている)が正しい。最高裁は、行政手続法上の処分基準が定められ公にされている場合、行政庁がその基準の定めと異なる取扱いをすることは、異なる取扱いを相当と認めるべき特段の事情がない限り裁量権の範囲の逸脱又は濫用として違法となると判示しており、問題文はこの結論を逆にしているため誤りである。

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出典:法務省「平成29年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。