平成29年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第18問オ 解説
問題
検察官が一罪の一部だけを起訴することができるかに関する次のアからオまでの各記述のうち,肯定説の立場からの論拠となり得るものには1を,肯定説の立場からの論拠となり得ないものには2を選びなさい。
オ.被告人に利益になる場合も多い。
- ①肯定説の立場からの論拠となり得る正解
- ②肯定説の立場からの論拠となり得ない
解説
要点
一罪の一部起訴の可否は、審判対象を訴因と解する立場(訴因対象説)および検察官の広い訴追裁量(起訴独占主義・起訴便宜主義)を重視すれば肯定説に、公訴事実を審判対象と捉え実体的真実主義を重視すれば否定説に傾く。「被告人に利益になる場合が多い」ことは、一部起訴を許容してよいとする肯定説の実質的論拠となる。
結論
選択肢1が正しい。一部起訴によって被告人がより軽い犯罪事実のみで処罰され、あるいは重い処罰を免れる可能性がある場合、これは被告人にとって利益となるから、肯定説の論拠として成り立つ。
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出典:法務省「平成29年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
