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平成27年 予備試験 短答式 民法 第6問 解説

平27予備 第6問民法その他の担保物権の過去問

問題

先取特権に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.一般の先取特権者は,債務者の財産の中の動産が売却されて買主にその引渡しがされた場合,債務者が取得する代金債権について,その払渡しの前に差押えをしなくても先取特権を行使することができる。 イ.動産売買の先取特権者がその代金債権を第三者に譲渡した場合,その先取特権は代金債権とともに第三者に移転する。 ウ.動産売買先取特権と動産質権が競合する場合,動産質権は動産売買先取特権より先順位となる。 エ.不動産の保存行為が完了した後直ちに不動産の保存の先取特権の登記をした場合であっても,その先取特権は,その登記より前にその不動産について登記された抵当権に先立って行使することができない。 オ.不動産の工事の先取特権の効力を保存するためには,工事を始める前にその費用の予算額を登記しなければならない。
  1. ①ア イ
  2. ②ア ウ
  3. ③イ オ
  4. ④ウ エ正解
  5. ⑤エ オ

解説

要点
動産質権者は334条により330条の第一順位の先取特権者と同一の権利を有するが、330条2項の適用があり、債権取得時に後順位先取特権者の存在を知っていれば優先できない点、また337条により登記した不動産保存の先取特権は339条により先に登記された抵当権にも先立って行使できる点を押さえる。

結論

誤っているのはウとエであり、選択肢4が正解である。ウは動産質権が動産売買先取特権に常に優先するとは限らない点を看過しており、エは保存の先取特権の登記をすれば先に登記された抵当権にも先立って行使できる(339条)にもかかわらずこれを否定している点で誤り。

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出典:法務省「平成27年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。