平成27年 予備試験 短答式 行政法 第15問エ 解説
問題
不利益処分の理由の提示に関する次のアからエまでの各記述について,それぞれ最高裁判所の判例の趣旨と矛盾しない場合には1を,矛盾する場合には2を選びなさい。なお,以下では,行政手続法(以下「法」という。)第14条第1項本文により,処分庁が理由の提示を義務付けられている事案であることを前提とする。
エ.不利益処分の理由の提示の不備による瑕疵は,後日の不服申立てに対する裁決又は決定において当該処分の具体的根拠が明らかにされれば,そのことにより治癒される。
- ①最高裁判所の判例の趣旨と矛盾しない
- ②矛盾する正解
解説
要点
理由提示の不備は処分時に理由が示されていないこと自体が瑕疵であり、後日の不服申立て手続における裁決・決定で処分の具体的根拠が明らかにされても、その瑕疵は治癒されない(最判昭和47年12月5日)。
結論
選択肢2が正しい。最高裁判例の趣旨によれば、理由提示の不備という瑕疵は、後日の不服申立てに対する裁決・決定で当該処分の具体的根拠が明らかにされたとしても治癒されない。したがって本記述は判例の趣旨と矛盾する。
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出典:法務省「平成27年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
