平成26年 予備試験 短答式 商法 第22問 解説
問題
監査役会設置会社の会計監査人に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.会計監査人の報酬は,定款にその額を定めていないときは,株主総会の決議によって定めなければならない。
イ.会計監査人は,選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会において別段の決議がされなかったときは,その株主総会において再任されたものとみなされる。
ウ.会計監査人が欠けた場合において,遅滞なく会計監査人が選任されないときは,裁判所は,利害関係人の申立てにより,一時会計監査人の職務を行うべき者を選任することができる。
エ.会計監査人は,取締役が不正の行為をし,又は不正の行為をするおそれがあると認めるときは,遅滞なく,その旨を取締役会に報告しなければならない。
オ.会計監査人は,その職務を行うについて悪意又は重大な過失があったときは,これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。
- ①ア ウ
- ②ア エ
- ③イ エ
- ④イ オ正解
- ⑤ウ オ
解説
要点
会計監査人の報酬決定への同意・不正報告先・欠員時の選任権者はいずれも「監査役(監査役会設置会社では監査役会)」が担う点で共通しており、株主総会・取締役会・裁判所と混同しないこと。任期と再任擬制(338条1項・2項)、第三者責任(429条1項)は条文どおり正確に押さえる。
結論
正しい記述はイとオであり,選択肢4が正解である。会計監査人の任期に関する338条2項の再任擬制規定,および429条1項の第三者に対する損害賠償責任の要件は基本的な条文知識であり,これらが正確に記述されている。
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出典:法務省「平成26年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
