平成25年 予備試験 短答式 民事訴訟法 第33問 解説
問題
訴訟承継に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものを2個選びなさい。
1.貸金返還請求訴訟の係属中に,当事者が死亡したときは,その者の相続人は,相続の放棄をしない限り,当事者となる。
2.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権を譲り受けた者は,参加承継の申立てをして訴訟を承継する義務を負う。
3.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権を譲り受けた者が適法に参加承継をしたときは,その参加は,訴訟の係属の初めにさかのぼって時効の中断の効力を生ずる。
4.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権を譲り受けた者が適法に参加承継をしたときは,参加前の原告は,相手方の承諾を得ることなく訴訟から脱退する。
5.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権に係る債務を第三者が引き受けたときは,原告は,当該第三者に対して,訴訟引受けの申立てをすることができる。
※ 該当するものを2個選ぶ問題です。2個の組合せを選んでください。
- ①1と2
- ②1と3
- ③1と4
- ④1と5
- ⑤2と3
- ⑥2と4正解
- ⑦2と5
- ⑧3と4
- ⑨3と5
- ⑩4と5
解説
要点
参加承継・引受承継は権利であって義務ではなく(47条1項・51条後段+50条)、参加承継後に旧当事者が脱退するには相手方の承諾(48条)が必要であることを押さえる。
結論
誤っているのは選択肢2の記述(記述2)と選択肢4の記述(記述4)であり、これらを組み合わせた選択肢6が正解である。参加承継は権利であって義務ではなく(記述2の誤り)、承継後に旧当事者が訴訟から脱退するには相手方の承諾が必要である(記述4の誤り)。
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出典:法務省「平成25年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
