平成25年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第20問 解説
問題
保釈に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。
ア.裁判所は,犯罪の性質や情状によっては,保証金額を定めずに保釈を許可することができる。
イ.裁判員裁判対象事件は,刑事訴訟法第89条第1号の「死刑又は無期若しくは短期1年以上の懲役若しくは禁錮に当たる罪」に該当するから,保釈は認められない。
ウ.保釈が許可されても,保証金(又はこれに代えることを許された有価証券,保証書)が納付されなければ,被告人は釈放されない。
エ.裁判所は,保釈中に被告人が他の罪を犯した場合,保釈を取り消さなければならない。
オ.勾留されている被告人やその弁護人のみならず,被告人の配偶者や直系の親族も,保釈の請求をすることができる。
- ①ア イ
- ②ア エ
- ③イ ウ
- ④ウ オ正解
- ⑤エ オ
解説
要点
保釈許可には必ず保証金額を定める必要があり(93条1項)、実際の釈放は保証金納付後(94条1項)。89条の除外事由に当たっても90条の裁量保釈は可能であり、保釈取消(96条1項)は原則として裁量規定である点を押さえる。
結論
正しいのはウとオであり、選択肢4が正解である。保釈許可決定があっても保証金納付前は釈放されない(刑訴法94条1項)こと、保釈請求権者には被告人・弁護人のほか配偶者・直系親族等も含まれる(88条1項)ことが、それぞれ条文上明確に定められている。
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出典:法務省「平成25年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
