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平成25年 予備試験 短答式 刑法 第9問 解説

平25予備 第9問刑法罪数論の過去問

問題

次の【見解】に関する後記1から5までの各【記述】のうち,正しいものはどれか。【見 解】恐喝の目的で人を監禁し,その監禁中に同人を脅迫して現金を喝取した場合,監禁罪と恐喝罪が成立し,両者は併合罪の関係になる。【記 述】
  1. ①この見解は,監禁行為と恐喝行為とが社会的に見て一個の行為であると考えている。
  2. ②この見解は,監禁が恐喝の手段として用いられることが類型的に予定されることを根拠としている。
  3. ③この見解は,数個の犯罪の牽連性を,行為者の主観によって判断すべきであると考えている。
  4. ④この見解は,監禁罪と恐喝罪の罪数関係を,判例における逮捕罪と監禁罪の罪数関係と同様に考えている。
  5. ⑤この見解は,監禁罪と恐喝罪の罪数関係を,判例における監禁罪と殺人罪の罪数関係と同様に考えている。正解

解説

要点
牽連犯の成否は行為者の主観ではなく、罪質上通例その手段・結果となる関係にあるかを客観的・類型的に判断する。監禁罪はその後の犯罪(恐喝・殺人など)の手段として類型的に予定されているとは言えないため、原則として併合罪となる。

結論

選択肢5が正しい。監禁中に恐喝した場合を併合罪とするこの見解は、監禁と後行の犯罪行為を別個独立のものと捉える発想に立っており、これは判例が監禁罪と殺人罪の関係を併合罪とした考え方と同質である。

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出典:法務省「平成25年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。