平成24年 予備試験 短答式 民事訴訟法 第41問 解説
問題
XがYに対し,絵画の売買代金の支払を求める訴えを提起した場合において,次のアからオまでのYの各陳述のうち,当該訴えの請求原因に対する抗弁となり得るものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.その絵画は,Aから買ったものであり,代金もAに支払っています。
イ.その絵画は,Xから買ったものですが,まだ,引渡しを受けていません。
ウ.その絵画は,XからBが買い,Bから私が買ったものです。
エ.その絵画は,Xから買ったものですが,既にXには代金全額を支払いました。
オ.その絵画は,Xから贈与されたものです。
- ①ア ウ
- ②ア エ
- ③イ エ正解
- ④イ オ
- ⑤ウ オ
解説
要点
抗弁とは請求原因事実の存在を認めた上で、別の法律効果(権利発生障害・消滅・行使阻止事由)を主張するものであり、請求原因事実自体を否定する陳述(否認)とは区別される。売買契約の成立自体を争う主張は否認、成立を認めた上で弁済や同時履行を主張するものが抗弁となる。
結論
正解は選択肢3(イ・エ)である。イは同時履行の抗弁、エは弁済の抗弁として、いずれもXY間の売買契約の成立を認めた上で代金支払請求権の行使を阻止・消滅させる主張であり、抗弁となり得る。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
