平成24年 予備試験 短答式 民事訴訟法 第42問 解説
問題
XがYに対し,自動車の売買代金300万円の支払を求める訴えを提起したところ,Yは,第1回口頭弁論期日において,請求棄却を求める旨の答弁をし,請求原因事実に対する認否として売買契約締結の事実を否認した。次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし,訴訟の終了の効果が発生するものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.XとYは,第1回口頭弁論期日の終了後,訴訟外で,YがXに対し150万円を支払い,Xが訴えを取り下げる旨の和解をした。
イ.Xは,第2回口頭弁論期日において,請求の放棄をしたが,Yは,この請求の放棄に同意しない旨を述べた。
ウ.Yは,第2回口頭弁論期日において,売買契約締結の事実を否認する旨の陳述を撤回し,請求原因事実を全て認める旨の陳述をした。
エ.Yは,Xが出頭しなかった第2回口頭弁論期日において,請求の認諾をした。
オ.Xは,第2回口頭弁論期日において,訴えを取り下げる旨を述べたが,Yは,この訴えの取下げに同意しない旨を述べた。
- ①ア ウ
- ②ア エ
- ③イ エ正解
- ④イ オ
- ⑤ウ オ
解説
要点
請求の放棄・認諾は当事者の単独行為として訴訟を終了させる効果を持つが、訴えの取下げは被告が本案について弁論した後は被告の同意が必要であり、訴訟外の和解や自白は訴訟終了効果を生じない。
結論
訴訟の終了効果が発生するのはイ(請求の放棄)とエ(請求の認諾)である。請求の放棄・認諾は相手方の同意を要しない単独の訴訟行為であり,口頭弁論等の期日においてこれがされれば訴訟は終了するからである。選択肢3が正解となる。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
