平成24年 予備試験 短答式 憲法 第10問ウ 解説
問題
司法権に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.警察法改正無効事件判決(最大判昭和37年3月7日)は,警察法改正が衆参両院において議決を経たとされ,適法な手続で公布されている以上,裁判所は両院の自主性を尊重すべきであり,議事手続に関する事実を審理してその有効無効を判断すべきでないとしたものである。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
警察法改正無効事件判決は、両院で議決を経たとされ適法な手続で公布された法律について、両院の自主性(議院の自律権)を尊重し、裁判所は議事手続に関する事実を審理してその有効無効を判断すべきでないとした。司法権の限界のうち、統治行為論ではなく議院の自律権に基づく類型の代表例として押さえる。
結論
選択肢1(正しい)が正解である。警察法改正無効事件判決(最大判昭和37年3月7日)は、両院で議決を経て適法な手続で公布された法律について、裁判所がその成立過程(議事手続)に関する事実を審理してまで有効無効を判断することは、両院の自主性を尊重する見地から許されないとした判例であり、設問の記述はこの判旨を正確に要約している。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
