平成24年 予備試験 短答式 憲法 第10問イ 解説
問題
司法権に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.苫米地事件判決(最大判昭和35年6月8日)は,法律上の争訟の要件が満たされる事案であっても,高度の政治性を有する国家行為に関しては,実際的必要性の観点から,裁判所が司法判断を下すのを自制すべきであるとしたものである。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
苫米地事件判決は統治行為論を採るが、その根拠は「実際的必要性(自制)」ではなく、三権分立・国民主権に基づく「内在的制約(司法審査権の限界そのもの)」であることを区別して覚える。
結論
選択肢は誤り(正解は2)。苫米地事件判決は、高度の政治性を有する国家行為について司法審査が及ばないとしたが、その理由づけは「実際的必要性から自制すべき」という政策的な理由ではなく、そもそも司法権の審査権の範囲外にあるという内在的制約の理論に基づく。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
