平成24年 予備試験 短答式 憲法 第9問ウ 解説
問題
衆議院の優越に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.憲法は条約について,内閣が締結権を有するとしながらも,国会による承認を経ることを求めている。その際には,案件を先に衆議院に提出しなければならず,また議決についても,法律案の場合よりも衆議院の強い優越性が認められている。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
条約承認について憲法61条が準用するのは60条2項(議決の効力=衆議院優越)のみであり、60条1項の予算の衆議院先議権は準用されていない。条約は衆議院・参議院どちらに先に提出してもよい。
結論
条約の国会承認について、議決の効力に関する衆議院の優越(憲法60条2項の準用)は認められるが、予算のような衆議院への先議義務(60条1項)は条約には課されていない。したがって記述ウは誤りであり、正解は選択肢2である。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
