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平成23年 予備試験 短答式 民法 第12問 解説

平23予備 第12問民法不法行為の過去問

問題

不法行為による損害賠償請求権に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.胎児の父が他人の不法行為によって死亡した場合,胎児の母は,子の出生前であっても,その代理人として子の固有の慰謝料請求権を行使することができる。 イ.不法行為による生命侵害の場合,被害者が加害者に対して取得した慰謝料請求権は,被害者の相続人に相続される。 ウ.不法行為により身体に被害を受けた者の近親者がその固有の慰謝料を請求することができるのは,被害者がその不法行為によって死亡した場合に限られる。 エ.不法行為による身体傷害の場合,被害者に責任能力が備わっていないときは,その過失を考慮して損害賠償の額を決めることができない。 オ.名誉毀損による慰謝料請求権は,被害者がその請求権を行使する意思を表示した後であっても,具体的な金額が当事者間において客観的に確定する前は,被害者の債権者による代位行使の対象とはならない。
  1. ①ア ウ
  2. ②ア エ
  3. ③イ エ
  4. ④イ オ正解
  5. ⑤ウ オ

解説

要点
生命侵害の慰謝料請求権は意思表明がなくても当然相続されるが(判例)、被害者生存中の慰謝料請求権の代位行使には具体的金額の確定が必要という区別を押さえること。過失相殺は責任能力ではなく事理弁識能力で足りる点も頻出。

結論

正しいのはイとオであり、選択肢4が正解である。イは生命侵害による慰謝料請求権が当然に相続の対象となるとした判例、オは名誉毀損の慰謝料請求権が意思表示後も具体的金額確定前は債権者代位の対象とならないとした判例に、それぞれ整合する。

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出典:法務省「平成23年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。