平成23年 予備試験 短答式 憲法 第2問イ 解説
問題
憲法第19条に関する次のアからウまでの各記述のうち,aは最高裁判所の判例を要約したものであり,bはその批判として書かれたものである。bがaの批判となっている場合には1を,bがaの批判となっていない場合には2を選びなさい。
イ.a.内申書に記載されたのは事実である外部的行為であり,それによってその者の思想,信条を了知し得るものではない。b.思想,信条とその者の外部的行為の間の密接な関係を認めた三菱樹脂事件判決(最大判昭和48年12月12日)の趣旨と相違する。
- ①bがaの批判となっている正解
- ②bがaの批判となっていない
解説
要点
麹町中学内申書事件は「外部的行為の記載=思想信条の了知不可能」という論理を採ったが、三菱樹脂事件は外部的行為(申告等)から思想信条を知ろうとすることを容認しており、両者は外部的行為と思想信条の関係について異なる前提に立つため、批判として成立する。
結論
選択肢1が正しい。三菱樹脂事件は外部的行為(申告等)から思想・信条を推知・調査することを容認する判断を示しており、これは麹町中学内申書事件が前提とする「外部的行為からは思想・信条を了知し得ない」という論理と矛盾するため、bはaに対する的確な批判となっている。
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出典:法務省「平成23年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
