平成23年 予備試験 短答式 憲法 第11問ア 解説
問題
条例に関する次のアからウまでの各記述について,aの見解からbの見解が導き出せる場合には1を,導き出せない場合には2を選びなさい。
ア.a.地方公共団体の制定する条例は,憲法が定める「地方自治の本旨」に基づき,憲法により制定する権能を定められた自治立法である。b.条例により,住民の基本的人権に制限を課すことも可能であるが,憲法第14条に照らし,このような制限が地域による差別を生ずることは憲法上許されない。
- ①aの見解からbの見解が導き出せる
- ②導き出せない正解
解説
要点
地方自治の本旨に基づき条例制定権を憲法上の自治立法権と捉える見解からは、条例による地域差はむしろ地方自治の本質から当然に生じるものとして許容される方向に論理が進むのであり、地域差を一律に14条違反として禁止する結論は論理必然には導かれない。
結論
選択肢2が正しい。aの見解(条例は地方自治の本旨に基づき憲法が認めた自治立法である)からは、地域ごとに条例内容が異なることはむしろ自治立法権の本質的な現れとして許容される方向の結論が導かれるのであり、bのように「地域による差別は憲法上許されない」という一律禁止の結論は論理的に導出できない。
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出典:法務省「平成23年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
