平成23年 予備試験 短答式 刑法 第13問ウ 解説
問題
次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.甲は,乙の住居内に侵入し,タンスの引き出しを開けるなどして金目の物を探したが,見付けることができないうちに乙に発見された。甲は,逮捕を免れるため,乙に対して包丁を示して脅迫し,屋外に逃走したが,通報により駆けつけた警察官に現場付近で逮捕された。この場合,甲には事後強盗未遂罪が成立する。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
事後強盗罪の「窃盗」は既遂・未遂を問わず成立し得るため、財物を得られなかった(窃盗未遂)まま逮捕免脱目的で暴行・脅迫を加えれば事後強盗未遂罪となる。
結論
甲は住居侵入後、金品物色行為(窃盗の実行の着手)を行ったものの財物を得られず窃盗は未遂に終わり、その後逮捕を免れる目的で包丁を示して脅迫している。事後強盗罪は窃盗が既遂であるか未遂であるかを問わず成立し、財物奪取が未遂であった以上、事後強盗罪自体も未遂となるから、事後強盗未遂罪が成立するとする本記述は正しい。
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出典:法務省「平成23年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
