平成23年 予備試験 短答式 刑法 第13問イ 解説
問題
次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.甲は,自己が居住する建物に付した火災保険の保険金を保険会社からだまし取る目的で同建物に放火したが,保険金を請求するに至らなかった。この場合,甲には詐欺未遂罪は成立しない。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
保険金詐欺における実行の着手は放火行為自体ではなく、保険会社に対する保険金請求(欺罔行為)の開始時点に認められるのが判例の立場であり、放火のみでは詐欺未遂罪は成立しない。
結論
甲は放火しただけで保険金の請求行為に至っていないため、詐欺罪の実行の着手が認められず、詐欺未遂罪は成立しない。したがって本記述は正しく、選択肢1が正解である。
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出典:法務省「平成23年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
