平成27年 司法試験 短答式 憲法 第20問ア 解説
問題
地方自治に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.憲法上の「地方公共団体」とは,沿革的に見ても,また現実の行政の上においても,相当程度の自主立法権,自主行政権,自主財政権等,地方自治の基本的権能を付与された地域団体であれば足り,共同体意識を持っているという社会的基盤が存在する必要はない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
憲法上の「地方公共団体」といえるには、自主立法権等の基本的権能の付与だけでなく、住民が共同体意識をもつという社会的基盤の存在も必要(最大判昭38.3.27)。
結論
選択肢2が正しい。最高裁は、憲法上の「地方公共団体」といえるためには、単に自主立法権・自主行政権・自主財政権等の基本的権能が法制度上付与されているだけでは足りず、住民が共同体意識を有しているという社会的基盤の存在も必要であるとしている。本記述は「社会的基盤が存在する必要はない」としている点で誤り。
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出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
