平成27年 司法試験 短答式 憲法 第7問イ 解説
問題
憲法第25条に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.憲法第25条第1項は,将来に向けた政策の指針を定めたもので,国民の権利を保障するものではないと解するプログラム規定説によっても,裁判所が同項に基づいて個々の法律について国民の生存権を侵害するか否かを判断できる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
プログラム規定説は憲法25条1項を裁判規範性のない政策指針と捉える立場であるから、この説によれば裁判所が同項を直接の判断基準として法律の合憲性(生存権侵害の有無)を審査することはできない。
結論
誤り。プログラム規定説は憲法25条1項が国民に対して具体的な法的権利を保障するものではなく、国の政治的・道義的な努力目標(政策指針)を定めたものにすぎないとする説である。この説を採る限り、同項は裁判規範性を持たないため、裁判所が同項を根拠として個々の法律が生存権を侵害するか否かを判断することはできない。
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出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
