平成27年 司法試験 短答式 刑法 第3問ウ 解説
問題
次のアからオまでの各事例を判例の立場に従って検討し,( )内の甲の行為とVの死亡との間に因果関係が認められる場合には1を,認められない場合には2を選びなさい。
ウ.甲は,Vに致死量の毒薬を飲ませたが,その毒薬が効く前に,Vは,事情を知らない乙に出刃包丁で腹部を刺されて失血死した。(甲がVに致死量の毒薬を飲ませた行為)
- ①甲の行為とVの死亡との間に因果関係が認められる
- ②認められない正解
解説
要点
因果関係の判断はまず条件関係(あれなければこれなし)から検討する。実行行為の効果が発現する前に、無関係な第三者の行為で死亡結果が生じた場合には、その実行行為と結果との間の条件関係自体が否定され、因果関係は認められない。
結論
甲が毒薬を飲ませた行為とVの死亡との間には因果関係が認められない。毒薬が効く前に乙による刺突で失血死しているため、甲の行為がなくてもVは同じタイミングで死亡しており、条件関係すら成立しないからである。
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出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
