平成27年 司法試験 短答式 刑法 第10問 解説
問題
次の【記述】中の①から⑨までの( )内から適切な語句を選んだ場合,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。【記 述】強盗罪における強取とは,相手方の反抗を①(a.困難にする・b.抑圧する)に足りる程度の暴行・脅迫を加え,相手方の②(c.意思に反し・d.瑕疵ある意思に基づき),相手方の占有に属する財物を自己又は第三者の占有に移転することをいう。強取と③(e.窃盗罪における窃取・f.恐喝罪における喝取)との区別は,実行行為としての暴行・脅迫の有無であり,強取と④(g.窃盗罪における窃取・h.恐喝罪における喝取)との区別は,相手方の反抗を①(a.困難にする・b.抑圧する)に足りる程度の暴行・脅迫であるか否か,つまり,暴行・脅迫の程度である。それゆえ,恐喝罪は,⑤(i.委託物横領罪・j.詐欺罪)と同様,相手方の⑥(k.意思に反し・l.瑕疵ある意思に基づき),財物を交付させる犯罪である。そして,強盗罪や⑦(m.窃盗罪・n.恐喝罪)のように,相手方の②(c.意思に反し・d.瑕疵ある意思に基づき),相手方の占有に属する財物を自己又は第三者の占有に移転する犯罪を⑧(o.奪取罪・p.交付罪)と呼び,恐喝罪や⑤(i.委託物横領罪・j.詐欺罪)のように,相手方の⑥(k.意思に反し・l.瑕疵ある意思に基づき),相手方の占有に属する財物を自己又は第三者の占有に移転する犯罪を⑨(q.奪取罪・r.交付罪)と呼んで区別することができる。
- ①①a ②c ③e ④h ⑤j ⑥k ⑦n ⑧p ⑨q
- ②①b ②c ③e ④h ⑤j ⑥l ⑦m ⑧p ⑨q
- ③①a ②d ③f ④g ⑤i ⑥l ⑦n ⑧p ⑨q
- ④①b ②d ③f ④g ⑤i ⑥k ⑦m ⑧o ⑨r
- ⑤①b ②c ③e ④h ⑤j ⑥l ⑦m ⑧o ⑨r正解
解説
要点
窃盗・強盗・恐喝・詐欺の区別は「暴行脅迫の有無」「暴行脅迫が反抗抑圧に足りるか」「占有移転が意思に反するか瑕疵ある意思に基づくか」の3軸で整理し、奪取罪(窃盗・強盗)と交付罪(恐喝・詐欺)という枠組みで覚える。
結論
選択肢5が正しい。強盗罪の強取は「反抗を抑圧するに足りる程度」の暴行・脅迫により「意思に反して」財物の占有を移転させることをいい、これを基準に窃盗・恐喝との区別、奪取罪・交付罪という分類が導かれる。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
