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平成26年 司法試験 短答式 商法 第43問 解説

問題

取締役及び取締役会に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.取締役会を構成する取締役は,社外取締役であっても,取締役会に上程された事柄についてだけ監視するにとどまらず,代表取締役による会社の業務執行一般につき,これを監視する職務を有する。 イ.取締役会の開催に当たり,取締役の一部の者に対する招集通知を欠いた場合において,その取締役が出席してもなお決議の結果に影響がないと認めるべき特段の事情があるときは,その決議は有効である。 ウ.取締役会の定足数は,開会時に充足されただけでは足りず,討議及び議決の全過程を通じて維持されなければならない。 エ.代表取締役の解職に関する取締役会の決議については,その決議がその代表取締役に告知されて初めて解職の効果が生ずる。 オ.代表取締役が取締役会の決議を経ないで重要な業務執行に該当する取引をした場合には,特段の事情がない限り,その会社以外の者も,取締役会の決議を経ていないことを理由とするその取引の無効を主張することができる。
  1. ①ア ウ
  2. ②ア オ
  3. ③イ ウ
  4. ④イ エ
  5. ⑤エ オ正解

解説

要点
代表取締役の解職決議は本人への告知を要せず決議により効力を生じること(最判昭41.12.20)、および取締役会決議を欠く重要な業務執行の無効主張は原則として会社のみができること(最判平21.4.17)の2つの判例規範を正確に区別できるようにする。

結論

誤っているのはエとオであり,選択肢5が正解である。取締役会の解職決議は決議自体によって効力を生じ本人への告知を要しないという点,および重要な業務執行に関する取締役会決議を欠く取引の無効主張は原則として会社のみができるという点で,エ・オはいずれも判例の趣旨に反する。

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出典:法務省「平成26年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。