平成26年 司法試験 短答式 刑法 第10問ウ 解説
問題
刑法第230条の2に関する次の各【見解】についての後記アからオまでの各【記述】を検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。【見 解】A説:刑法第230条の2の規定は,名誉毀損罪について真実性の証明がなされたことを処罰阻却事由として定めたものである。B説:刑法第230条の2の規定は,他人の名誉を毀損する表現の内容が証明可能な程度に真実であることを違法性阻却事由として定めたものである。【記 述】
ウ.A説に立つことと,相当な資料・根拠に基づく言論活動について刑法第35条による違法性阻却の余地を認めることは両立しない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
230条の2の法的性質(処罰阻却事由か違法性阻却事由か)の議論と、相当な資料・根拠に基づく場合の35条による違法性阻却の可否は別次元の問題であり、A説(処罰阻却事由説)に立っても後者を否定する論理必然性はない。
結論
記述ウは誤りであり、選択肢2が正しい。A説(処罰阻却事由説)に立ったとしても、相当な資料・根拠に基づく言論活動について刑法35条による違法性阻却を認めることは論理的に両立可能であり、両立しないとする記述ウは誤っている。
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出典:法務省「平成26年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
