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平成25年 司法試験 短答式 刑法 第4問エ 解説

平25司法 第4問エ刑法窃盗罪の過去問

問題

次のアからオまでの各事例における甲の罪責について判例の立場に従って検討し,甲に窃盗罪が成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。 エ.甲は,乙から鍵の掛かった乙の手提げ金庫を預かって保管していたが,同金庫の在中物を自分のものにしようと考え,同金庫を破壊し,中に入っていた乙の宝石を取り出し,第三者に売却した。
  1. ①甲に窃盗罪が成立する正解
  2. ②成立しない

解説

要点
施錠された容器(封緘物)を委託されて保管している場合、容器全体の占有は受託者にあるが、内容物の占有は委託者に留まる。受託者が容器を破壊して内容物を取り出す行為は内容物について委託者の占有を侵害するため窃盗罪が成立し、容器自体については横領罪が問題となる。

結論

甲には宝石について窃盗罪が成立する。乙から施錠された金庫を預かっていた甲は、金庫という容器全体については占有を有するが、その内容物である宝石については占有は乙に残っており、甲が金庫を破壊して宝石を取り出した行為は乙の占有を排除して自己の占有に移す行為であるから、窃盗罪(刑法235条)の構成要件を満たす。

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出典:法務省「平成25年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。