平成24年 司法試験 短答式 憲法 第20問イ 解説
問題
憲法と条約の効力関係をめぐる憲法優位説に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.憲法優位説によれば,条約締結権を定めている憲法の規定は,どの機関が条約締結を担うのか,またどのような手続を必要とするのかについて定めたものであって,条約の効力の根拠を定めたものではない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
憲法優位説は、条約締結権が憲法によって授与された権限であることを出発点とし、条約が国内的効力を持つのも憲法(73条3号等の条約締結権規定)の授権によると説明するのが一般的。条約締結権規定を単なる機関・手続規定にすぎず効力の根拠ではないとする発想は、むしろ条約優位説の論拠として語られる点を押さえる。
結論
選択肢2(誤っている)が正しい。憲法優位説は、条約が国内法上の効力を持つ根拠を憲法の授権(条約締結権を定める憲法規定)に求めるのが一般的な説明であり、設問イのように条約締結権規定を単なる機関・手続の定めにすぎず条約の効力の根拠ではないとする発想は、むしろ条約優位説の論拠として語られるものだから。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
