平成24年 司法試験 短答式 憲法 第19問ウ 解説
問題
条例に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.憲法が地方公共団体の条例制定権を認めており,かつ,地方議会によって議決される条例は法律と実質的に同視できるものであるので,法律の授権がなくても,ある行為について条例で刑罰を定めてこれを規制することは許される。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
判例は、条例が公選議員による自治立法で法律に類することを理由に、罰則を定める法律の授権は「相当な程度に具体的であり、限定されていれば足りる」としたのであって、授権そのものを不要とはしていない(学説には憲法94条を根拠とする授権不要説もあるが、本問は判例の趣旨を問うもの)。
結論
選択肢2が正しい。判例は、条例で罰則を定めるには法律の授権が必要であることを前提としており、「法律の授権がなくても」条例で刑罰を定めうるとはしていない。条例は地方議会が制定する自主立法として法律に類するとされるが、そのことは授権の程度を緩和する理由とされたにとどまる。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
