平成24年 司法試験 短答式 憲法 第15問ウ 解説
問題
衆議院の優越に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.憲法は条約について,内閣が締結権を有するとしながらも,国会による承認を経ることを求めている。その際には,案件を先に衆議院に提出しなければならず,また議決についても,法律案の場合よりも衆議院の強い優越性が認められている。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
条約承認について衆議院の先議権はない。憲法61条が準用するのは60条2項(議決の優越)のみで、60条1項(予算の衆議院先議)は準用されていない点を条文の準用範囲から正確に押さえること。
結論
本記述は誤り(選択肢2が正解)。条約の国会承認について、衆議院の議決の優越(可決要件の緩和など)は認められているが、衆議院に先に提出しなければならないという先議権は認められていないため、記述後段の「案件を先に衆議院に提出しなければならない」という部分が誤りとなる。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
