平成24年 司法試験 短答式 憲法 第6問ウ 解説
問題
居住・移転の自由に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。なお,関連判例がある場合には,正誤は当該判例の趣旨に照らして判断しなさい。
ウ.市町村長は,原則として転入届を受理しなければならない。ただし,市町村には住民の安全を確保する義務があるので,地域の秩序が破壊され住民の生命や身体の安全が害される危険性が高度に認められる場合には,転入届を受理しないことも許される。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
最判平15・6・26は、住民基本台帳法の解釈として、転入届の対象者が新たに当該市町村に住所を定めた事実があれば、法定の届出事項に係る事由以外の事由(地域の秩序維持や住民の安全確保)を理由に受理を拒むことは許されないとした。したがって記述ウのような例外は認められない。
結論
選択肢2(誤っている)が正しい。判例は、市町村長は住民基本台帳法上の要件を満たす転入届について、住民の安全確保や地域の秩序維持といった法定の届出事項以外の事由を理由に受理を拒否することは許されないとしており、記述ウはこれに反する内容だからである。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
