平成24年 司法試験 短答式 刑事訴訟法 第27問イ 解説
問題
保釈に関する次のアからオまでの各記述を検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.定まった住居を有する被告人が,逃亡すると疑うに足りる相当な理由があるということのみを理由に勾留されている場合,被告人から保釈の請求があったときは,裁判所は保釈を許さなければならない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
勾留の理由(刑訴法60条1項各号)と権利保釈の除外事由(刑訴法89条各号)は別個独立の要件である。勾留理由が逃亡のおそれ(60条1項3号)のみであっても、罪名が重い場合(89条1号)など、逃亡のおそれとは無関係の除外事由に該当すれば権利保釈は認められない。
結論
選択肢2が正しい。勾留の理由が「逃亡すると疑うに足りる相当な理由」のみであったとしても、それは刑訴法60条1項の勾留理由の話であり、保釈(権利保釈)を許さないことができる89条各号の除外事由の有無は別途独立に判断されるため、当然に保釈を許さなければならないとは言えない。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
