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平成24年 司法試験 短答式 刑法 第2問イ 解説

問題

次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,甲に( )内の犯罪の共同正犯が成立する場合には1を,教唆犯又は幇助犯が成立する場合には2を,間接正犯が成立する場合には3を選びなさい。 イ.甲は,乙が自宅で賭博場を開張して利益を得ていることを知り,乙の役に立とうと考え,乙に連絡することなく,乙の開張する賭博場にA及びBを誘引し,賭博をさせた。(賭博場開張図利罪)
  1. ①犯罪の共同正犯が成立する
  2. ②教唆犯又は幇助犯が成立する正解
  3. ③間接正犯が成立する

解説

要点
賭博場開張図利罪の正犯行為は自ら賭場を主宰・管理して利益を図ることであり、客を誘引する行為はその実行を容易にする幇助にとどまる。正犯者との意思連絡がなくても片面的幇助は成立し得る(大判大正14年1月22日)点も押さえる。

結論

選択肢2が正しい。甲は乙の賭博場開張行為そのもの(正犯行為)を行っておらず、客を誘引して乙の犯行を容易にしたにすぎないため、幇助犯が成立する。乙との意思連絡がないため共同正犯にはならず、乙は自己の犯罪として賭場を主宰しているから、甲が乙を一方的に支配・利用したとはいえず間接正犯にもならない。

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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。