平成23年 司法試験 短答式 商法 第40問 解説
問題
株式の分割と株式無償割当ての異同に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものはどれか。
- ①株式の分割により自己株式の数は増えるが,株式無償割当てにより自己株式の数は増えない。
- ②株式の分割により1株に満たない端数が生じ得るが,株式無償割当てにより1株に満たない端数が生ずることはない。正解
- ③株式の分割により株主の有する株式と異なる種類の株式をその株主に取得させることはできないが,株式無償割当てにより株主の有する株式と異なる種類の株式をその株主に取得させることはできる。
- ④株式の分割の場合には,現に2以上の種類の株式を発行していない限り,株主総会の決議によらないで発行可能株式総数を増加する定款変更をすることができるが,株式無償割当ての場合には,株主総会の決議によらなければ発行可能株式総数を増加する定款変更をすることはできない。
- ⑤株式の分割により自己株式を株主に取得させることはできないが,株式無償割当てにより自己株式を株主に取得させることはできる。
解説
要点
株式無償割当てでも端数(1株未満の株式)は生じ得る(会社法234条1項3号)。「無償割当てには端数が生じない」は誤り。
結論
誤っているのは選択肢2である。株式無償割当てにおいても、割当ての結果として1株に満たない端数が生ずることはあり得るため、「生ずることはない」という記述は誤り。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
