平成23年 司法試験 短答式 刑法 第10問ウ 解説
問題
次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.甲は,乙の住居内に侵入し,タンスの引き出しを開けるなどして金目の物を探したが,見付けることができないうちに乙に発見された。甲は,逮捕を免れるため,乙に対して包丁を示して脅迫し,屋外に逃走したが,通報により駆けつけた警察官に現場付近で逮捕された。この場合,甲には事後強盗未遂罪が成立する。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
事後強盗罪(刑法238条)の既遂・未遂は、窃盗が既遂か未遂かによって決まる。財物取得前に発見され暴行脅迫に及んだ場合は、暴行脅迫自体が既遂であっても事後強盗未遂罪にとどまる。
結論
甲はタンスを物色したが財物を取得する前に乙に発見され、逮捕を免れるため脅迫に及んでいる。窃盗が未遂にとどまっている以上、事後強盗罪も未遂となるため、選択肢1(正しい)が正解である。
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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
