平成23年 司法試験 短答式 刑法 第10問イ 解説
問題
次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.甲は,自己が居住する建物に付した火災保険の保険金を保険会社からだまし取る目的で同建物に放火したが,保険金を請求するに至らなかった。この場合,甲には詐欺未遂罪は成立しない。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
詐欺罪の実行の着手は「人を欺く行為」の開始時点であり、放火のみでは保険金請求という欺罔行為に着手したとはいえないため、詐欺未遂罪は成立しない。
結論
甲は放火行為をしたのみで保険金請求(欺罔行為)に着手していないため、詐欺罪の実行の着手がなく、詐欺未遂罪は成立しない。したがって記述は正しく、選択肢1が正解である。
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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
