平成22年 司法試験 短答式 民法 第28問 解説
問題
不当利得に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか。
- ①不当利得における悪意の受益者は,その受けた利益に利息を付して返還しなければならず,なお損害があるときはその賠償の責任も負う。正解
- ②債務が存在しないにもかかわらず,その事実を知り,又は過失により知らないで,債務の弁済として給付をした者は,その給付したものの返還を請求することができない。
- ③債務者は,錯誤により弁済期にあると誤信して,弁済期にない自己の債務の弁済として給付をした場合には,その給付の返還を請求することができる。
- ④第三者による弁済も有効であるから,錯誤により他人の債務を弁済した場合であっても,その弁済をした者は,債権者に対して返還を請求することはできない。
- ⑤判例によれば,強行法規に違反する給付は,不法な原因のために給付をしたものとして,返還を請求することができない。
解説
要点
704条(悪意受益者の利息付返還・損害賠償)、705条(悪意の非債弁済のみ返還不可)、706条(期限前弁済は利益のみ返還)、707条(第三者の錯誤弁済は原則返還請求可)、708条(不法原因給付は公序良俗違反が前提)を条文の文言通りに区別できるかがポイント。
結論
選択肢1は民法704条の文言どおりであり正しい。悪意の受益者は利息を付して返還する義務を負い、なお損害があればその賠償責任も負うという条文構造がそのまま問われている。
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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
