平成22年 司法試験 短答式 憲法 第15問ウ 解説
問題
政党に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.名簿式比例代表制という選挙方法は,政党が作成した候補者名簿に有権者が投票するので,憲法が保障する直接選挙の原則に反するか否か問題となるが,最高裁判所は,選挙人の総意により当選人が決定される点において,直接選挙の原則に反しないと判示した。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
名簿式比例代表制は、当選人が政党の名簿順位に従い決定されるものであっても、選挙人が特定の名簿(政党等)を選択した結果として決まるという意味で選挙人の総意に基づくものであり、最高裁は直接選挙の原則に反しないとした。
結論
選択肢1が正しい。最高裁は、参議院比例代表選出議員の選挙に関する事件(最大判昭和58年4月27日)において、名簿式比例代表制の下で当選人が政党の作成した名簿の順位に従って決定される仕組みであっても、それは選挙人が特定の名簿(政党等)を選択して投票した結果として決まるものであるから、実質的に選挙人の総意により当選人が決定されるものといえ、憲法が定める直接選挙の原則に反しないと判示している。
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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
