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平成22年 司法試験 短答式 刑事訴訟法 第27問 解説

平22司法 第27問刑事訴訟法逮捕・勾留の過去問

問題

保釈に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。 ア.裁判所は,保釈を許す決定又は保釈の請求を却下する決定をするには,検察官の意見を聴かなければならない。 イ.裁判所は,検察官の請求がなくても,被告人が逃亡し又は逃亡すると疑うに足りる相当な理由があるときには,保釈を取り消すことができる。 ウ.裁判所は,被告人から保釈の請求があった場合において,被告人が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるときは,保釈を許すことができない。 エ.裁判所は,被告人に対して窃盗罪により懲役に処する実刑判決の宣告があった後,保釈の請求があったときは,被告人が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由がない以上,保釈を許さなければならない。 オ.裁判所は,保釈を許す場合において,被告人に対し,被害者との接触を禁止する旨の条件を付することができない。
  1. ①ア イ正解
  2. ②ア オ
  3. ③イ エ
  4. ④ウ エ
  5. ⑤ウ オ

解説

要点
保釈の許可・却下には検察官の意見聴取が必要(92条1項)だが、取消しは検察官の請求がなくても職権でできる(96条1項)。罪証隠滅のおそれ(89条4号)は必要的保釈の除外事由にすぎず裁量保釈(90条)の余地は残り、実刑判決宣告後は344条により89条の適用が排除される。

結論

正しいのはアとイであり、選択肢1が正解である。保釈を許す決定・却下する決定には検察官の意見聴取が必要(刑訴法92条1項)で、保釈の取消しは検察官の請求がなくても裁判所が職権で行うことができる(96条1項)ため、アとイはいずれも条文どおり正しい。

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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。