SaySayLaw無料で演習する

令和8年 予備試験 短答式 民法 第3問 解説

令8予備 第3問民法時効の過去問

問題

消滅時効に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。 ア.催告によって時効の完成が猶予されている間に債権者が再度の催告をしたときは、再度の催告の時から6か月を経過するまでの間は、時効は、完成しない。 イ.時効期間が経過する前に、債務者が債権者の代理人に対し支払猶予の申入れをしたときは、時効は、その申入れの時から新たにその進行を始める。 ウ.保証人の主たる債務者に対する事前求償権を被保全債権とする仮差押えは、事後求償権についても、時効の完成猶予の効力を有する。 エ.夫婦の一方が他方に対して有する権利については、婚姻中に時効期間が満了していたとしても、婚姻の解消の時から6か月を経過するまでの間は、時効は、完成しない。 オ.担保権の実行を申し立てた債権者がその申立てを取り下げたときは、被担保債権の時効は、取下げの時から新たにその進行を始める。
  1. ①ア イ
  2. ②ア オ正解
  3. ③イ ウ
  4. ④ウ エ
  5. ⑤エ オ

解説

要点
再度の催告には完成猶予の効力がなく(150条2項)、担保権実行の申立てが取下げにより終了した場合は更新の効力を生じない(148条2項ただし書)。この2点の混同が誤答パターンの中心。

結論

誤っているのはアとオであり、選択肢2が正解である。アは催告による完成猶予中に再度の催告をしても猶予期間は再延長されない点(民法150条2項)を誤って記述しており、オは担保権実行の申立てが取り下げられた場合には時効の更新ではなく完成猶予にとどまる点(民法148条2項ただし書)を誤って記述している。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。