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令和8年 予備試験 短答式 商法 第19問 解説

問題

新株予約権に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。 ア.株式会社は、自己の新株予約権を取得したときは、速やかに、これを処分しなければならない。 イ.判例の趣旨によれば、会社法上の公開会社でない株式会社において、株主総会の特別決議によって新株予約権の行使条件の決定が取締役会に委任されている場合には、当該新株予約権の発行後にこれを変更することができる旨の明示の委任がなくとも、原則として、取締役会の決議に基づいて、当該新株予約権の行使条件を変更することができる。 ウ.株式会社は、募集事項の決定をすることなく、自己新株予約権を譲渡することができる。 エ.会社法上の公開会社でない取締役会設置会社において、株主に新株予約権の割当てを受ける権利を与える場合の募集事項の決定を取締役会の決議で行うことができる旨を定款で定めることはできない。 オ.新株予約権の発行に金銭の払込みを要しないと定める場合であっても、当該新株予約権を引き受ける者に特に有利な条件でないことがある。
  1. ①ア エ
  2. ②ア オ
  3. ③イ ウ
  4. ④イ エ
  5. ⑤ウ オ正解

解説

要点
自己新株予約権の譲渡(処分)は募集株式の自己株式処分と異なり募集事項決定手続を要しないこと、新株予約権の無償発行が必ずしも有利発行に当たらないこと、非公開会社でも株主割当てなら定款で取締役会決議に委任できること(241条3項2号)、行使条件の変更は発行後の変更についての明示の委任がない限り取締役会限りではできないのが原則であること(最判平24.4.24)を押さえる。

結論

正しいのはウとオであり、選択肢5が正解である。自己新株予約権の譲渡(処分)は募集事項の決定という新株予約権の発行手続を要しないこと、そして新株予約権を無償発行としても常に有利発行になるわけではないことが、それぞれの根拠である。

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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。