令和8年 予備試験 短答式 憲法 第3問ウ 解説
問題
表現の自由に関する次のアからウまでの各記述について、bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を、そうでない場合には2を選びなさい。
ウ.a.表現行為に刑罰という重大な制裁が科されるとして、罰則規定が不明確であったり、広汎であったりする場合には、表現に対する萎縮効果が生じてしまうため、法令の文面のみにおいて憲法適合性が審査されなければならない。b.被告人の行為が、ある法令が公共の平穏を維持するために規制しようとする典型的な行為である場合に、罰則規定の不明確性、広汎性を理由に被告人を無罪とすることは、国民の視点からは理解を得られにくい。
- ①bの見解がaの見解の根拠となっている
- ②そうでない正解
解説
要点
aとbの関係を問う問題では、bがaの結論を支える理由になっているか、それとも別の立場からaを批判・相対化する記述になっているかを見極める。萎縮効果防止のための文面審査という論拠(a)と、処罰の必要性・国民感覚という実質論(b)は、後者が前者の理由付けにはならず、むしろ対立する視点である。
結論
選択肢2が正しい。bの記述は、罰則規定の不明確性・広汎性を理由に無罪とすることへの実質的な疑問(処罰の必要性・国民の理解という考慮)であり、それ自体独立した価値判断であって、aの「文面のみで審査すべきだ」という主張の理由づけにはなっていない。むしろbはaの立場を相対化・批判する視点として位置づけられる。
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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
