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令和8年 予備試験 短答式 行政法 第23問 解説

令8予備 第23問行政法国家賠償法1条の過去問

問題

国家賠償法第1条第1項に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例に照らし、正しいものに〇、誤っているものに×を付した場合の組合せを、後記1から8までの中から選びなさい。 ア.刑事事件において、上告審で確定した有罪判決が再審で取り消され、無罪判決が確定した場合、検察官の公訴の提起及び追行は、そのことによって国家賠償法第1条第1項の適用上違法の評価を受ける。 イ.建築主事が、建築士の設計に係る建築物の計画について、建築主から建築確認の申請を受けた際、職務上通常払うべき注意をもって申請書類の記載を確認していればその記載から当該計画の建築基準関係規定への不適合を発見することができたにもかかわらず、その注意を怠って漫然とその不適合を看過した結果、当該計画につき建築確認を行ったと認められる場合、当該建築確認は、国家賠償法第1条第1項の適用上違法の評価を受ける。 ウ.国又は公共団体の公務員による規制権限の不行使は、その権限を定めた法令の趣旨、目的や、その権限の性質等に照らし、具体的事情の下において、その権限を行使することが社会通念上期待される状況にあったときは、その権限の不行使により被害を受けた者との関係において、国家賠償法第1条第1項の適用上違法の評価を受ける。
  1. ①ア〇 イ〇 ウ〇
  2. ②ア〇 イ〇 ウ×
  3. ③ア〇 イ× ウ〇
  4. ④ア〇 イ× ウ×
  5. ⑤ア× イ〇 ウ〇
  6. ⑥ア× イ〇 ウ×正解
  7. ⑦ア× イ× ウ〇
  8. ⑧ア× イ× ウ×

解説

要点
国賠法1条1項の違法性判断は、いずれも『職務上通常払うべき注意義務を怠ったか』『著しく合理性を欠くか』という規範レベルで判断されるのであり、結果(無罪確定・権限行使が期待される状況)だけから直ちに違法性を導いてはならない。

結論

正解は選択肢6(ア×イ〇ウ×)である。アは無罪確定の事実だけで公訴提起・追行の違法性が認められるわけではなく、イは建築主事の注意義務違反による看過が国賠法上違法と評価されるとした判例の理解として正しく、ウは規制権限不行使の違法性判断基準を「社会通念上期待される状況」とする点で判例の規範(著しく合理性を欠く場合)と異なるため誤りである。

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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。